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研究プロジェクト

  • ゲノム編集技術を用いた疾患モデルiPS細胞の樹立
  • 自閉症を始めとする神経発達障害に関連した遺伝子を対象とし,TALEN,CRISPR/Cas9といったゲノム編集技術を用いてそれらの遺伝子変異をもったヒトiPS細胞および神経芽細胞腫SH-SY5Y細胞を樹立しています。樹立した疾患モデル細胞株にて,マイクロアレイ解析,メチル化解析などを行い,疾患の発症機序の解明に取り組んでいます。
  • ヒト染色体工学技術を用いた核内ダイナミクスの解析
  • 親由来特異的に発現するゲノムインプリンティングの遺伝子発現制御メカニズムを明らかにするため,ヒト染色体を一本保持するマウス雑種細胞を用いて研究を行っています。一般に,インプリント遺伝子はそのプロモーター領域のメチル化やヒストン修飾といったエピゲノム修飾により制御をうける遺伝子群でありますが,遠位にあるエンハンサーやノンコーディングRNAにより染色体ドメインレベルで制御を受けています。そこで,私達は細胞核内におけるゲノム配置に着目し,DNA-RNA-FISH法を駆使することで,核内クロマチンダイナミクスを介したゲノムインプリンティングの分子基盤の解明に取り組んでいます。
  • ZFP57欠損マウスの解析
  • 配偶子形成過程におけるゲノムインプリントの確立・維持に必要なZFP57のコンディショナルノックアウトマウスを作製し,神経細胞分化におけるその遺伝子機能の解明に取り組んでいます。
  • 牛胚におけるエピゲノム解析
  • 石川県畜産試験場との共同研究で,IVF胚におけるエピゲノム解析を行っています。